JCS2016使用構築 スカーフオーガレック



お久しぶりです。JCS2016にて使用し、最終レート1797となったPTをご紹介します。

・構築概要
私は今年ポケモンを全くと言っていいほどやっておらず、
始めたのは4月に入ってからでした。
圧倒的に練習不足な中勝ち抜くにはいわゆるBIG6等のスタン系統ではなく、初見殺しを入れたイージーウィンを狙える構築のほうがよいのではないか?と思っていました。
その中で知り合いのポルンガ(@Polngaxnagi)さんに大正義オフにて使用していたスカーフカイオーガ入りPTを紹介してもらえる機会があり、まさにこのPTだと感じ煮詰めて行くことになりました。



・個別解説(実数値は実際に使用した個体ではなくすべて理想値です)
カイオーガこだわりスカーフ
しおふき、こんげんのはどうれいとうビーム、ねっとう
ひかえめ
実数値:175-X-110-222-160-142
努力値:0-X-0-252-0-252


C:HP202-D118 ゼルネアスをダブルダメージしおふきで乱数一発(31.3%)
HP181-D120 メガガルーラをダブルダメージしおふきで乱数一発(81.3%)
S:準速


PTの中核 このポケモンの攻撃回数をいかに増やせるかが勝負といっても過言ではないです。
特に相手の上を取って打てるしおふきの火力には目を見張るものがあり、耐久に振っていないゼルネアスやメガガルーラなら乱数一発で落とせます。
技は最大火力を引き出せるしおふき
ラス1対面でレックウザボーマンダに勝てることを評価してれいとうビーム
同じくラス1対面でゲンシグラードンに勝ててワイドガードに引っかからないねっとう
HPが削れた状態で打つこんげんのはどう
の4つとなりました。
かみなりの採用も考えましたが、相手のカイオーガの前でも序盤はしおふきを打つし、周りのポケモンで処理することがほとんどなので必要ありません。
配分はミラーよりもとにかく火力を重視してひかえめCSに振り切りました。
先発での仕事はもちろん、こだわりを解除して後発から出しても問題なく強く、4世代GSを彷彿とさせる強さがありました。
どんな状況下でもとにかく「しおふき」を狙っていきます。




マニューラきあいのタスキ(わるいてぐせ)
れいとうパンチ、はたきおとす、よこどり、ねこだまし
ようき
実数値:145-172-85-X-106-194
努力値:0-252-0-X-4-252


カイオーガのお供
初手でカイオーガと並べ、ねこだましと合わせてしおふき展開をします。
技はしおふき補助のねこだまし
トリックルームを使用するドータクンクレセリアに大ダメージを与えられて最悪ゼルネアスのハーブを没収できるはたきおとす(もちろん積極的には狙いません)
しおふきの通りが悪いメガレックウザメガボーマンダへの打点となるれいとうパンチ まではすぐに決まりました。
ラスト1枠で悩んでいたところ、おいかぜを使用する相手が厳しかったのでポルンガさんの意見でよこどりを採用しました。
よこどりは優先度が4とねこだましよりも上なため ねこだまし+おいかぜで展開してくる相手を容易にカモることができたほか、相手のワイドガードを奪ってこちらのしおふきを通したり、ファストガードを奪ってしんそくを通すことも可能で強かったです。
持ち物は相手の攻撃を一度強引に耐えるタスキにしました。
なお、特性のわるいてぐせに関しては味方のカイオーガと初手で並べたとき特性順で自分からスカーフをばらしたくなかったためです(どっちにしろほとんど関係ないとは思いますが....)




レックウザとつげきチョッキ
ガリョウテンセイたきのぼり、じしん、しんそく
いじっぱり
実数値:212-222-110-X-110-116
努力値:252-252-0-X-0-4


D:C183ゼルネアスの+2マジカルシャイン高乱数耐え(87.5%)
らんきりゅう状態でC232ゲンシカイオーガれいとうビームを2発耐え


相手のゲンシグラードンに天候を取られても、特性のエアロックでしおふきを強引に通すため採用しました。
カイオーガのスカーフしおふきで削った相手をしんそくで刈り取るという重要な役割も担います。
構成はかなり珍しいチョッキもちとなっています。

これはマニューラにタスキを持たせたのもありますが、このレックウザは後出しする機会が非常に多いためその際の負担を減らすためという目的のほうが大きいですね。
技はメインウェポンのガリョウテンセイ
しおふきで削れた相手を倒すしんそく
ゲンシグラードンに打点をもつたきのぼり
ディアルガクチートを殴れるじしん
の4つです。
ジオコントロールを積んだゼルネアスのマジカルシャインゲンシカイオーガれいとうビーム、トリル下でのディアルガりゅうのはどう
あたりを強引に耐えて反撃できるのはとてもとても強かったです。
配分に関しては耐久も火力も落としたくなかったため意地っ張りでHA振りとしました。
一応少し振ると最速ゲンシカイオーガグラードンをメガ状態で抜けますが、この配分で特に困ったことはありません。
PTで足りないところをいろいろ任せていて仕事量が多いポケモンですが、きちんとこなせるあたりさすがメガ枠を使う伝説なのかな?と思いました。




ランドロス@こだわりハチマキ
じしん、いわなだれ、はたきおとす、ばかぢから
ようき
実数値:165-197-110-X-100-157
努力値:4-252-0-X-0-252


PTの威嚇枠
選出するのは主にレックオーガミラーの時で、威嚇によりこちらのカイオーガレックウザを相手のレックウザしんそくガリョウテンセイ圏外にズラしたり、しおふきで疲弊した相手をじしんによって一掃を狙っていきます。
また、カイオーガに飛んでくる電気技(主にでんじは)の受け先としても優秀です。
性格は相手の最速ゲンシグラードンカイオーガを抜ける最速とし、相手への負荷を考えてハチマキを持たせました。
技構成はメインのじしん
浮いている相手や困ったときにうついわなだれ
相手のメガレックウザクレセリアへの打点となるはたきおとす
ナットレイやガルーラを削れるばかぢからとなっています。
余談ですがこのポケモンで一番打った技ははたきおとす でした。
相手のレックウザガリョウテンセイを打たせて返しのはたきおとすで倒すことが多かったためです。




ヒードラン@レッドカード
ねっぷう、だいちのちから、みがわり、まもる
ひかえめ
実数値:198-X-126-200-127-84
努力値:252-X-0-252-4-0


S:最遅90族-1


対グラゼルネへのカードです。
いくらレックウザがゼルネアスの攻撃を耐えるとは言え、積まれるとPTが半壊してしまうことに変わりはなく後出しから強引に積みをリセットできるレッドカード持ちヒードランを採用しました。
また、このポケモンの真髄は素早さ実数値を84にすることでトリルグラードンにも対応できることです。
HP半分程度ならばだいちのちからで倒すことができるし、それを嫌ってまもってきたらみがわりを貼ることでトリルターンを稼ぎつつダメージを与えることが可能です。
カイオーガいるのにヒードラン?って思われるかもしれませんが実際はレックウザと並ぶことが多いためほとんど気になりませんでした。
配分に関しては特に特別耐えたい攻撃もなかったためHCに振り切り、S実数値は上述のとおり84に設定しました。
技はメインのねっぷう
相手のゲンシグラードンディアルガへの打点でだいちのちから
トリル下での様子見となるみがわり
無難にまもる となりました。
このPT唯一のまもるもちです()

このルールではまずみかけないポケモンですがいわゆるBIG6はグラードンとガルーラしか打点ない なんてこともありますしもっといてもいいんじゃないかなと感じます。




・水ロトム@こだわりメガネ
ひかえめ
ハイドロポンプ、10まんボルト、めざめるパワー(地面)、トリック
実数値:157-X-137-156-132-105
努力値:252-X-76-136-44-0
B:177メガガルーラすてみタックル耐え
D:C232ゲンシカイオーガこんげんのはどう2発耐え


カイオーガグラードンへのカード
カイオーガグラードンのメインウェポンを半減できるので戦いやすいほか、相手のドータクンにはトリックで妨害を狙っていきます。
以前はでんじはボルトロスやサンダーだったんですが、相手のカイオーガグラードンに好き放題されてしまうのがきになり、ロトムに変更しました
配分は耐久を最小限にし、なるべく火力を上げた配分としています。
技は最大火力のハイドロポンプ
ゲンシカイオーガの遂行で10まんボルト
晴れ下でゲンシグラードンに打点を持てるめざパ地面
相手の妨害にトリック
となりました。

種族値こそ低いものの、選出した試合ではタイプを活かしきちんと活躍してくれました。






・選出
グラードンゼルネアス
マニューラカイオーガレックウザヒードラン

相手にクレセリアモロバレルドータクンなどがいてもこれでOKです。
初手からねこだまし+しおふきを打ち、相手のグラードンが出てきたらレックウザを後出ししながらしおふきを狙います。
ゼルネアスにジオコントロールを積まれたらヒードラン後出しで対処します。
ファイアローボーマンダが先発できた場合はほぼ100%おいかぜなのでよこどりましょう

レックウザカイオーガ
マニューラカイオーガレックウザランドロス

しおふきで疲弊させてランドロスレックウザで一掃することをイメージします。
相手にナットレイゲンシカイオーガを後出しされてもとにかくしおふきをうちまくることが大切です。
カイオーガが倒れる頃にはレックウザランドロスの攻撃圏内に入っていることでしょう。
相手においかぜ要因のクロバットやサンダーが入っていることも多いのでここでも積極的によこどりを狙います。
雨状態を維持できるのでメジャーなPTの中では一番相性がいいと思います。


グラードンカイオーガ
マニューラカイオーガレックウザロトムorランドロス

こちらもしおふきを打ちつつロトムレックウザで残りを処理するイメージです。
カイオーガの処理を優先したいです。




・まとめ
スカーフカイオーガを用いてイージーウィンをするという当初の目的は達成できたと思っています。
特に選出はマニューラカイオーガレックウザを固定させて残りの1枠を選ぶだけですし、しおふきという明確なダメージソースがあるのでプレイングの負担も少なかったと思います。
構築の反省点としては相手のムラっけドーブルイベルタルグラードンです。
イベルタルグラードンにはこのPTの悪技の通りが良すぎることが相まって晴れ下で高火力のふいうちを止められず苦戦を強いられました。
また使う機会があればこのあたりをなんとかできる構築を目指したいです。

最後に、構築の原案元であり一緒に考えてくれたポルンガさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

ここまで読んでくださってどうもありがとうございました。